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院長のGEN BLOG 2024.02

お待たせしました!
待たせた覚えもないですが、待った覚えもないですよね!笑

先日のバレンタインデーに長女が4歳の誕生日を迎えました。

当時、予定より1か月以上早く産まれた娘は、生直後から呼吸状態が悪く、すぐさまNICUに搬送となりました。
(たまたま母体も癒着胎盤からの出血で別の搬送先に)

娘はすぐ人工呼吸器管理となり、
その日の夜には主治医から、すぐ手術が必要な先天性心疾患があること、ダウン症候群であることを私1人が、告知されました。

それからは、
妻と二人三脚(いや、当時2歳近くの長男との三人四脚)
仕事と娘の入退院の繰り返し、手術を1歳までに2回…と慣れない経験で何とか乗り越えて来ました。

もちろん娘本人は、到底我々では耐えうることの出来ない山を乗り越えてくれたからこそではありますが、おかげで今は循環動態は落ち着いております。

当時、消化器外科医として研鑽を積んでいた私は、
当然、癌の手術やそれにまつわる治療法などに関して、
医療従事者側として散々患者さんに説明
(いわゆるインフォームドコンセント)をしてきたつもりでいましたが、

いざ、自分の娘の病状説明となると
(専門外で知識が浅い事もありましたが)
頭が真っ白になり、すぐには受け入れきれず、
一旦病院の外へでて夜空を見上げながら途方に暮れた事を覚えています。

もう一つ
ダウン症という言葉は、字面では何度も聞いていても、
我が娘として迎えるまで多くを理解していなかった事は、
当時の我々にとって大きな不安材料の一つでした。

実生活はもちろん、将来や教育の事…
色んな疑問はありましたが、
自分たちで地道に調べて探してを繰り返し、
日本でも地方自治体によっては、いわゆる障害者福祉やそのスタイルが違うこと。

何より娘やその仲間と過ごすことで、
ダウン症そのものも広義の個性として捉える事が出来ることを学びました。

一般的に、身の回り以外のことや
情報が少ないことに関しては、不安要素が強くなるものです。
情報や、多くを理解することで少しの安心が得られ、
不安が和らぐ手助けになるものと思っています。

娘が生まれる前の医療従事者側の私は、
その手助けが充分に出来ていたのだろうか?と
娘との経験を通して、疑問を持つようになりました。

現物的な医療を提供するだけでなく、
前述したその手助けを自分の診療内で少しでも出来ないものか?
そう思って独立してはじめたのが当クリニックです。
(まだまだ未熟ではありますが⋯)

日頃、その笑顔が我々を幸せにしてくれるだけでなく、
娘にはその大きな人生の転機を与えてもらいました。

そのお礼は、当然愛情たっぷりに育てること、
同じ境遇の方々の力に少しでもなってあげること、
この転機を大事にすること…
だと思ってます。

2回目にして急に堅苦しい内容になってしまいましたね…笑
2度あることは3度ある、か、
3度目の正直
どうなることやら…

長々とお付き合いありがとうございました!

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